2020年7月17日金曜日

本日(7/17)のアジアPP市況予想(13時更新)


本日(7/17)のアジアPP市況は小幅安予想

昨日7/16までのPP市況(アジア/中国国内/大連PP先物)推移は



















中国国内華東地区の出荷価格はシノペック系、チャイナオイル系がともに据え置き。華東地区の現物で多くの市場が50元程度下げており、弱含みで推移。午後には売り押され、200元安なった。一方、輸入や保税地区からの出荷に関するオファーは概ね据置き。川下の需要は低迷しており、定修明けに伴う再稼働から供給増加が懸念されている 先物相場は9月限、1月限がドル換算でそれぞれ11ドル、4ドル下落。軟調な中国国内市場も、アジアスポット相場はその影響を受けず横ばい。PP HOMOとナフサのスプレッドは、ナフサの下落を受け、532ドルと前日から12ドル拡大。なお、前週のスプレッドの平均は503ドル、前々週が519ドル。

7/14の大連PP先物






716日の大連商品取引所PP先物は主要取引となる9月限は、
終値は前日比101元下落、〔前日帳入値〕ー155元 の 7,469 元となった。単純輸入ドル換算では 888ドル、前日比11ドル下落。
9月限と1月限のスプレッドは、+214 (-25ドル)。なお、夜間取引(22時~24時)は小反発、7503元で引けた。午後の引けより3ドル高の891ドル相当。 


本日7/17前場の大連先物の値動き、




















本日7/17大連PP先物9月限は7468元で始まった。ブレントが43ドル台前半で小動き、午前中は、7438-7514元のレンジでの推移、売り買いが交錯し、午前は7475元、887ドルで引けている。前日の午前の引けに比べ5ドル安。中国国内華東地区の出荷価格はシノペック系が一部を100元引き下げ、チャイナオイル系が据え置き。華東地区の現物で多くの市場が50-100程度下げており、弱含みで推移している。一方、輸入や保税地区からの出荷に関するオファーを引き下げている。川下の需要は低迷しており、定修明けに伴う再稼働から供給増加が懸念されている。連日の弱気ムードを受け、本日のアジアスポット市場は、小幅安となる可能性がある。


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