2017年6月9日金曜日

これで、ざわついて【進ぬ、ポリオレフィン価格交渉④】

【本日の値下げ要求予報】
本日も需要家からの値下げ要求が強く現れてくるでしょう。
昨日に続き、絶好の値下げ要求日和となります。
現在の基準から大きくかけ離れていることから所々、需要家からの強い怒りも見られます。ただ、需給タイト感から要請もできぬ需要家もいるようです。
原油、ナフサは昨日から更に下落しているため、3Q国産ナフサ価格は現段階では35000円台、4Q国産ナフサ価格は34000円台の想定です。
本日も15円/KG以上の値下げ要求がある確率は100%。
メーカーの方、本日は『需給タイト』および『反発する可能性もある』を持って対応しましょう。
ちょっと弱気な需要家の方、少し怒るぐらい態度で値下げ要求しましょう。

週末は、まだ6月の前半なので、特に何にも考えずにゆっくり過ごせそうですね。
来週は相場の動きを注視してさい。
それでは、良い週末をお過ごし下さい。

サラリーマン回顧録 怒り④
【需要家向け値上げ編】
5時間掛けて、超大手需要家へ向かう。合成樹脂の値上げの為だ。
射出用グレードを輸入し、仕入れ値と販売値が常に連動しない超リスクありの在庫販売しているときのことである。
勿論、価格の変動リスクはうまく軽減させるのである。
輸入品は常に安いという時代である。国内品が値上げとなれば、輸入品相場もあがることは多い。

事前に値上げ要請は示してあった。
さあ、意気込んで値上げの説明に5時間かけて出向いたが、相手はブチギレ、金型代金数千円を請求すると言いやがった。
ふざけるな!大手だからといって調子に乗るんじゃねえよ
とは言えないが
こちらもキレた。何をぬかしやがると。
別の意味でのキレッ、キレッ。
最終的には値上げした。

そして、数年後にはその需要家の製品は需要減で樹脂の使用がなくなった。
港倉庫にある在庫品は数百キロ離れた別の需要家向けに運んだ。
大損だ。なんて商売だ。

サラリーマンになると大損してめげることはある。
小学生だと先生にビンタされることはある。
そんな経験をもって強くなるのだ。
薄利多売だ!利益がでないのなら売上を伸ばす。
これが俺のやり方だ。
で、通用した。

【仕入先向け値上げ阻止編】
また、輸入品在庫販売をしていると、
海外サプライヤーは値上げ要請してくることもある。
日本国内相場を第一に、そしてアジアのスポット相場を勘案し、価格設定してくるのであった。
時には、理不尽な値上げ要請もある。モノマーが高いとか、中国の相場が高いとか。
ふざけるな!
そのサプライヤーが値上げの為に日本に来日したときである、
そんな理由で値上げ要請してきたのだ。
冷静さをもちつつーーの
そのサプライヤーからの仕入れをぶった切る覚悟でブチギレした。
最終的に値上げは阻止した。
なんて、ヤツだ。あいつは。
とその海外サプライヤーが俺のことをそのメーカー日本駐在員に言っていたらしい。
需要家を守る、わが利益を守るためには戦うのである。
これが俺のやり方だ。

サラリーマンになると戦うことは多くある。
小学生だと先生にビンタされることはある。
そんな経験をもって強くなるのだ。

戦いなんて怖くない。慣れだ。
ただ、怖いのは時々くる金縛りだけである。
まだ、慣れない金縛りにあう方法を知っている。
どーすれば、金縛りに会うか。
今日の夜にでも簡単に会える。
慣れるために戦わなければならない。
さあ、出陣!
ざわつかろ
お見せします石油化学記録簿の底力を

2017年6月8日木曜日

これで、ざわついて【進ぬ、ポリオレフィン価格交渉③】

【本日の値下げ要求予報】
本日も需要家からの値下げ要求が強く現れてくるでしょう。
絶好の値下げ要求日和となります。
現在の基準から大きくかけ離れていることから所々、需要家からの強い怒りも見られます。
原油、ナフサは昨日から大幅下落しているため、3Q国産ナフサ価格は現段階では35000円台の想定です。
本日の15円/KG以上の値下げ要求がある確率は100%。
メーカーの方、本日は『需給タイト』および『反発する可能性もある』を持って対応しましょう。

サラリーマン回顧録 怒り③
ある石油会社が好む伝家の宝刀、ある中東産原油をスポットで調達し、売りつないだときのことである。
先陣を切ってその中東のサプライヤーが数%の供給カットを通告してきた。
オペレーション上の連絡は当然、石油会社への上層部へと伝わっていく。
その石油会社の名の知れた原油部長がとても怒っているとの話がすぐに伝わってきた。
そして、呼び出しを受けたのである。
当方の部長、課長は逃げた。本来であれば、部長または課長が行くところだと思う。
しかし、当方の部長が
『お前が行って怒られて来いと』
ムム?
なんで怒られるのか、わからない。中東の事情だってあるのである。
怒られると分かりながら向かう石油会社までの足取りが重い。
勝手にあり得ないことを考えてしまう。
灰皿が飛んでくる。
ビンタされる。
刺される。
…。

確か4対1であったと記憶する。
相手方石油会社は部長、課長、その他課員2名、当方自分のみ。
重い空気のなか、当方の供給側の事情は説明した。
石油会社としては供給カットによりタンカーにデッドスペースができる。
怒るのもいたしかない。
相手方の部長はお怒りだ。
怒られるときは当然ながら相手の持ち時間は長いのである。
ブチキレなのだ。別の意味でのキレッ、キレッ
自分の気持ちを込めた『すいません』も通じない。
完全に地獄行き。なんて日だ。
なんでこんなに怒られないといけないのかと思いながら、
また、なぜ、当方の部長または課長は一緒に来ないんだと。

サラリーマンになると怒られることはある。
小学生だと先生にビンタされることはある。
そんな経験をもって強くなるのだ。
とは到底思いたくもないし、そんな余裕もなかった。

会社に戻ったとたん、部長、課長がどうだったか心配して声を掛けてきた。
こんなときの対処法は簡単である。
大袈裟に言う。
ちょー、お怒りだった。
灰皿が飛んでくるかと思った
殺されるかと思った
など
心に大きなダメージを負ったかのように表現するのである。
そして、心の中で叫ぶのである。
なんでお前も行かないんだ!

このくらいの振舞いが程良いのである。
俺のやり方だぁ!

自分に向かってくる怒りなんて、今現在、怖くない。
強くなった。対処できる。
経験が力となった。
ただ、怖いのは時々くる金縛りだけである。
まだ、それには慣れない。

話は戻るが。
数日後、同石油会社から感謝された。
他の中東産原油が大きく供給カットされたらしく
当方の供給カット率が少なかったことによるものだ。
めでたしめでたし(?)
ざわつかろ
お見せします石油化学記録簿の底力を

2017年6月7日水曜日

これで、ざわついて【進ぬ、ポリオレフィン価格交渉 ②】

【本日の値下げ要求予報】
需要家からの値下げ要求が徐々に出てくるでしょう。
現在の基準から大きくかけ離れていることから所々、強い怒りも見られます。
原油、ナフサは昨日から小反発しているものの、3Q国産ナフサ価格は現段階では36000円台の想定です。
10円/KG以上の値下げ要求がある確率は100%。
メーカーの方、本日は『需給タイト』を持って対応しましょう。

サラリーマン回顧録 怒り②
LPGガス大手に販売していた若かりし頃である。
色々提案する中で相手の課長がキレてしまった。
その内容は兎も角、
電話は切られるは…。、
既に受注していた1ヶ月分のローリーのオーダーのキャンセル喰らうとは…。、
相手方に電話しても出てこないは…。。
散々だ。取引関係、利益も大口ユーザだけにすっ飛んでしまう。
ともなると
上司の課長から本社の部長にも連絡が伝わり、電話が掛かってきた。
ブチキレだ。別の意味でのキレッ、キレッ
怒鳴り声。
自分の気持ちを込めた『すいません』も通じない。
完全に地獄行き。なんて日だ。
サラリーマンになるとこんなこともあるのである。試練とでも。
そんな思いは到底できない。心身ともに項垂れる時間が続いた。

その日の夕方、相手方の課長から電話があり、飲みに誘われた。
怒られるのは致し方ない。キレさせた自分が悪いのだ。
その覚悟で向かった。
わかったことは
自分に対して切れたのではなく、本社の考え方を推察し、それにキレたのであった。
ただ、営業マンとしてうまくこなせなかったことを反省した。
ちょっと揶揄われたようでもある。
遊ばれた。地方だからできることでもあるかのも知れぬが勘弁してほしい。
次の日にはすべてのオーダーが復活した。

こんなことがあれば、強くなる。
経験に勝るものなし。
だから、キレるも、キレられるも調整できるようになった。
ざわつかろ
お見せします石油化学記録簿の底力を

2017-2018年国産ナフサ価格見通し

こんな見方も。 
EIAの短期見通しが6/6に発表。
原油価格見通しは



過去に発表したBRENT価格見通し
日付は発表日

昨日は前回5月発表の価格から修正されています。

では、6/6の原油見通しを基に
クラックスプレッド(BRENTとナフサの格差)を40~80ドルと想定し、
月毎に上限、下限を設定。
為替レート想定を 115、110、115の3パターンとし、

国産ナフサ価格見通しを算出すると
* これはあくまでもEIAの見通しの原油価格から想定したクラックスプレッド積み上げて算出したもの。
 石油化学記録簿(期先想定はその時点での先物、先渡しマーケットを活用)との想定とは異なります。
   前回と比べると期近の数値に変更があります。


参考にしてください。
だらっちょ!

原油価格見通し 170607

米エネルギー情報局(EIA)が6日、短期見通しを発表。

2017年の世界需要は前回5月から上方修正 日量9830万BBL→9846万BBL
一方、世界供給も下方修正 日量9847万BBL→9830万BBL

2017年の供給内訳(前回5月からの推移)は
OECD        上方修正  日量2722万BBL→2732万BBL
OPEC        下方修正  日量3943万BBL→3921万BBL
Non-OPEC   上方修正  日量5804万BBL→5908万BBL
米国原油    上方修正    日量931万BBL→933万BBL

5月の発表と需給データと比べて 
夏場には在庫が減少し需給の引き締まりが強く示されている。冬場に入ると一旦在庫は増加し、供給過剰感が台頭するが、徐々に解消へ。

需給データ 2018年まで


2017年需給データ比較
上段は2017年6月発表と2016年6月発表の比較
下段は2017年6月発表と2017年5月発表の比較
* 折れ線はBRENT原油価格(実績+見通し)
  需給データ単位 百万BBL/DAY



*グラフをクリックすると大きくなります

昨日6/6発表のWTI、BRENT価格見通し
詳細は


なお、この原油価格を基にした国産ナフサ価格の見通しは後のブログでお知らせします

『ざわつかせろ』 
お見せします石油化学記録簿の底力を。

2017年6月6日火曜日

これで、ざわついて【進ぬ、ポリオレフィン価格交渉 ①】

軟調なナフサスポット価格が影響し、3Q国産ナフサ価格は下落見込みと
捉えることができる
さあ、値下げ要求→交渉で7月から値下げを勝ち取りたい
ところではあるが、
供給タイト感に支援され、需要家からの値下げ要求ない
とメーカーは言っているとの声も。
でも、そんなことはないのだ。
生産減により管理販売が徹底され、供給責任もないようなことも匂わす。
いつになったら国産ナフサ価格42500円のベースから下げてくれるのだ。
なぜ、戦わない、まだ、余裕があるのか。
高くとも輸入品に目を向けるべきではないのか。
需給をバランスさせ、国内品の値下げを勝ち取ることも。
長い目で見よう。
さあ、怒るときが来た。

サラリーマン回顧録【怒り①】
なぜ、戦わない
戦う決心があった。
会社の同じ部署の大先輩(直属の上司)、関係会社の先輩とタクシーに乗っていた。
てめえ、うるせぇーんだよ。降りろ。
タクシーの中でその声が響き渡った。

それを発したのは自分。
そんな展開は酔っぱらって悪態をついた上司がいたからだ。
その悪態の内容は兎も角、
タクシーから上司を降ろし、胸ぐらをつかんでしまった。
ふざけるな、いちいちうるせぇーんだよ。
戦闘モード
戦わなければ、ならなかった。
冷静さが欠けていた。
関係会社の先輩が間に入ってくれなかったら、100%殴っていた。
次の日の朝までの時間が長い。考えることはたくさんある。
会社までの足が重い。
上司に謝った。
悪態には悪態。
ただ、ただ、謝ればいい。

サラリーマンであると、一部の人にはこんな経験もあろう。
その1-2年前には更に年上の上司にキレた。そしてキレられた。
これがあったからこそ、怖くない。
慣れは怖い。いろいろある。長い目で見よう。

キレたやつが悪いんじゃない、キレられたやつが悪いんだ
ざわつかせろ
お見せします石油化学記録簿の底力を

2017年6月5日月曜日

今週の予定

今週の掲載予定
・原油価格・国産ナフサ価格見通し(6/7)
・石油化学製品市況見通し
など

先週300増
現在、新規ユーザー 6900突破
7000突破は今週で。
目標1万へ着実に前進!
新たな 『ざわつかせろ!』始めます。

ブログの閲覧者は青くマークしたところいる。
日本は全県制覇!
じわる
メキシコ入りました!!


閲覧は
Japan, Russia, United States, HongKong, Singapore, United Kingdom, Austria, Germany, Thailand, Indonesia, Taiwan, Italy, Saudi Arabia, Vietnam, South Korea, Australia, India, China, Andorra, Brazil, Malaysia, Netherlands, Norway、France、
Greece, Portugal, Philippines, Pakistan, Mexico +一部不明

青くマークされていない国でがんばる駐在員、お客様にブログを紹介してください。
もしくは
皆様がその国へ行ってブログを閲覧してください。
そうすれば、その国がここで明らかになります。

/// お見せします石油化学記録簿の底力を /// 3.23

  超過激師弟 管理人から3/23のDAILYレポートのTOPICS項目のお知らせ。 ご興味あれば、 ご一報をくださいませ。  E MAIL : petchem.recordbook@gmail.com ・シージーエスター、フタル酸系可塑剤など値上げ ・カネカ、変成シリコンポリマ...