本日も需要家からの値下げ要求が強く現れてくるでしょう。
絶好の値下げ要求日和となります。
現在の基準から大きくかけ離れていることから所々、需要家からの強い怒りも見られます。
原油、ナフサは昨日から大幅下落しているため、3Q国産ナフサ価格は現段階では35000円台の想定です。
本日の15円/KG以上の値下げ要求がある確率は100%。
メーカーの方、本日は『需給タイト』および『反発する可能性もある』を持って対応しましょう。
サラリーマン回顧録 怒り③
ある石油会社が好む伝家の宝刀、ある中東産原油をスポットで調達し、売りつないだときのことである。
先陣を切ってその中東のサプライヤーが数%の供給カットを通告してきた。
オペレーション上の連絡は当然、石油会社への上層部へと伝わっていく。
その石油会社の名の知れた原油部長がとても怒っているとの話がすぐに伝わってきた。
そして、呼び出しを受けたのである。
当方の部長、課長は逃げた。本来であれば、部長または課長が行くところだと思う。
しかし、当方の部長が
『お前が行って怒られて来いと』
ムム?
なんで怒られるのか、わからない。中東の事情だってあるのである。
怒られると分かりながら向かう石油会社までの足取りが重い。
勝手にあり得ないことを考えてしまう。
灰皿が飛んでくる。
ビンタされる。
刺される。
…。
確か4対1であったと記憶する。
相手方石油会社は部長、課長、その他課員2名、当方自分のみ。
重い空気のなか、当方の供給側の事情は説明した。
石油会社としては供給カットによりタンカーにデッドスペースができる。
怒るのもいたしかない。
相手方の部長はお怒りだ。
怒られるときは当然ながら相手の持ち時間は長いのである。
ブチキレなのだ。別の意味でのキレッ、キレッ
自分の気持ちを込めた『すいません』も通じない。
完全に地獄行き。なんて日だ。
なんでこんなに怒られないといけないのかと思いながら、
また、なぜ、当方の部長または課長は一緒に来ないんだと。
サラリーマンになると怒られることはある。
小学生だと先生にビンタされることはある。
そんな経験をもって強くなるのだ。
とは到底思いたくもないし、そんな余裕もなかった。
会社に戻ったとたん、部長、課長がどうだったか心配して声を掛けてきた。
こんなときの対処法は簡単である。
大袈裟に言う。
ちょー、お怒りだった。
灰皿が飛んでくるかと思った
殺されるかと思った
など
心に大きなダメージを負ったかのように表現するのである。
そして、心の中で叫ぶのである。
なんでお前も行かないんだ!
このくらいの振舞いが程良いのである。
俺のやり方だぁ!
自分に向かってくる怒りなんて、今現在、怖くない。
強くなった。対処できる。
経験が力となった。
ただ、怖いのは時々くる金縛りだけである。
まだ、それには慣れない。
話は戻るが。
数日後、同石油会社から感謝された。
他の中東産原油が大きく供給カットされたらしく
当方の供給カット率が少なかったことによるものだ。
めでたしめでたし(?)
ざわつかろ
お見せします石油化学記録簿の底力を
お見せします石油化学記録簿の底力を
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