2020年6月5日金曜日

本日(6/5)のアジアPP市況予想


本日(6/5)のアジアPP市況は横ば予想

昨日までのPP市況(アジア/中国国内/大連PP先物)推移は



中国国内市場はメーカーが出荷価格を据え置いた。現物市場の取引水準も横ばいとなったが、ドル換算では人民元高ドル安となったことから1ドル高の評価。一方、大連PP先物の9月限は高く始まったものの、売りに押されて、ドル換算では前日比マイナス13ドルの859ドルで引けた。ただし、底堅い原油相場から現物市場や輸入相場が安定した動きを示していたことから、その後の夜間取引では、買い戻しが入り、865ドル水準で引けた。
アジアスポット市況は中国国内現物相場の動きを反映する格好で前日比変わらず。なお、輸入品のオファー水準はPP HOMO YARNPP HOMO INJECTIONPP COPOLYは変わらず。PP FILMPP FIBERの一部が同10ドル低下。
PP HOMOとナフサのスプレッドは516ドルと前日から5ドル拡大。

中国国内では足元の自動車や家電向けの需要回復が見られ、インジェクショングレードの相場を支えている。また、玩具や日用雑貨の需要増にも期待感がある。一方、ヤーングレードは、石炭ベースのプラントの再稼働から供給が増加、閑散期と重なることもあり、弱含みで推移することが見込まれる。HOMOCOPLYERの格差は拡大傾向を示す公算大。


昨日6/4の大連PP先物



64日の大連商品取引所PP先物は主要取引となる9月限は、
終値は前日比16元下落、〔前日帳入値〕ー109元 の 7,342元となった。単純輸入ドル換算では 859ドル、前日比18ドル下落。
9月限と1月限のスプレッドは、+33  (-3ドル)。
なお、夜間取引(22時~24時)では865ドル相当で引けている。前日より4ドル高。


大連先物の値動き、本日1230まで



本日6/5午前中の大連PP先物9月限は7339元で始まり、ジリ高。ブレントは40ドル付近で小動きとなっていることもあり、PP先物の動きも抑えられ、午前の引けは小幅高。また、中国国内は華東地区でメーカーが出荷価格を据え置いている。
足元の状況は、中国国内では小型家電や玩具の需要増に期待があり、インジェクショングレードの相場を支えている。一方、ヤーングレードは、石炭ベースのプラントの再稼働から供給が増加、閑散期と重なることもあり、弱含みで推移することが見込まれる。HOMOCOPLYERの格差は拡大傾向を示す公算大。
本日午後のアジアスポット市場は中国国内市場の影響力が小さく、横ばいでの推移となるだろう。




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2020年6月4日木曜日

本日(6/4)のアジアPE市況予想



本日(6/4)のアジアPE市況は横ばい予想

昨日までのLLDPE市況(アジア/中国国内/大連LLDPE先物)推移は


中国国内市場はメーカーが堅調な川上相場を受け、PE出荷価格を引き上げた。大連LLDPE先物の9月限は小幅高、国内現物市場は連れ高となり、前日からドル換算で7ドル程度上昇となった。
アジアスポット市況はPE輸入品のオファーが一部のグレードにおいて上昇するも、LLDPELDPEHDPEすべてが概ね前日比かわらず。ただし、相場は中国国内市場をそのまま映す格好となり、LLDPEが前日比10ドル高、LDPEが同5ドル高、HDPEが同変わらずとなった。
タイPTTHDPEプラント(能力:30万トン/年)は15日間のメンテナンスに入る。

ブレントが堅調に推移、ナフサは連れ高。ナフサの足元の需給の引き締まり感はPEを勝っており、ナフサの上昇が先行し、PEが追う格好となるだろう。PEとナフサのスプレッドは、LLDPE406ドルとわずかに拡大、LDPE497ドルと4営業日縮小、HDPE436ドルと4営業日縮小。

昨日6/3の大連LLDPE先物


63日の大連商品取引所LLDPE先物は主要取引となる9月限は、
終値は前日比35元上昇、〔前日帳入値〕+25元 の 6,725 元となった。単純輸入ドル換算では 780ドル、前日比5ドル上昇。
9月限と1月限のスプレッドは、+50 (-6ドル)。
なお、夜間取引(22時~24時)では773ドル相当で引けている。前日より11ドル安。


大連先物の値動き、本日1230まで


本日午前中、大連LLDPE先物9月限は6710元で始まる、夜間取引の流れや上値が重い原油相場の影響受け、弱含みの展開。午前は6565元で引けた。中国国内は華東地区でメーカーがLDPEHDPEの出荷価格を引き上げている。LLDPEは据え置き。ブレントは午前中、39ドル台前半でジリ安。ブレントはさらに38ドル台を目前にして、先物にも売りが入り、国内現物市場に下押し圧力がかかる。
農業用フィルムの需要は低迷するも、パイプや包装用フィルムの需要は増加傾向にある。6月の中国のPEプラントの定修は5月より多く、国内生産は減少し、また国内メーカー(シノペック、ペトロチャイナ)の在庫は引き続き減少する見込み。ただし、輸入が大幅増加することから、足元の需給タイト感はない。

本日午後のアジアスポット市場はコスト圧力を受け続けるも、原油やLLDPE先物相場の反落を受け、上げ一服となるだろう。




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本日(6/4)のアジアPP市況予想


本日(6/4)のアジアPP市況は反落予想

昨日までのPP市況(アジア/中国国内/大連PP先物)推移は


中国国内市場はメーカーが出荷価格の水準を維持し、大連PP先物の9月限が横ばいで推移したことを受け、国内現物市場は前日からドル換算で1ドル程度上昇となった。
アジアスポット市況は堅調地合いを背景に、5ドル程度の上昇となった。なお、輸入品のオファーはPP HOMO YARNが前日比10ドル低下、PP HOMO INJECTIONは同1020ドル低下、PP COPOLYはまちまちで、タイ産が低下し、インド産が上昇、PP FILM 同変わらず、PP FIBER 10ドル上昇。

ブレントが堅調に推移、ナフサは連れ高。ナフサの足元の需給の引き締まり感はPPを勝っており、ナフサの上昇が先行し、PPが追う格好となるだろう。PP HOMOとナフサのスプレッドは511ドルと前日から縮小した。

昨日6/3の大連PP先物
  


63日の大連商品取引所PP先物は主要取引となる9月限は、
終値は前日比9元下落、〔前日帳入値〕+11元 の 7,504 元となった。単純輸入ドル換算では 877ドル、前日比変わらず
9月限と1月限のスプレッドは、+309 (-36ドル)。 
なお、夜間取引(22時~24時)では861ドル相当で引けている。前日より13ドル安。


大連先物の値動き、本日1230まで


本日午前中、大連PP先物9月限は7478元で始まるも、夜間取引の流れや上値が重い原油相場の影響受け、弱含みの展開。午前は7355元で引けた。また、中国国内は華東地区でメーカーが出荷価格を据え置いている。ブレントは午前中、39ドル台前半でジリ安。市場の反応は限定されるが、ブレントはさらに38ドル台を目前にして、先物にも売りが入り、国内現物市場に下押し圧力がかかる。

本日午後のアジアスポット市場は、横ばいから小幅下げとなる可能性がある。



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2020年6月3日水曜日

本日(6/3)のアジアPP市況予想

本日(6/3)のアジアPP市況は続伸予想

昨日までのPP市況(アジア/中国国内/大連PP先物)推移は


中国国内市場は多くのメーカーが出荷価格を引き上げている。大連PP先物が堅調に推移し、プロピレンやPPパウダーが100元上昇したことが影響した。国内現物市場は値を伸ばし、ドル換算で10ドル程度上昇となった。
アジアスポット市況は中国国内市場をそのまま映す格好となり、10ドル程度の上昇となった。なお、輸入品のオファーはPP HOMOが前日比10-40ドル上昇、PP COPOLYが同10-30ドル上昇、PP FILM 同0-20ドル上昇、PP FIBER 同0-10ドル上昇。

ブレントが堅調に推移、ナフサは連れ高。足元の需給の引き締まりからナフサの上げ幅はブレントを上回った。ナフサの上昇が先行し、PP HOMOとナフサのスプレッドは513ドルと前日から縮小した。

昨日6/2の大連PP先物

6月2日の大連商品取引所PP先物は主要取引となる9月限は、
終値は前日比57元上昇、〔前日帳入値〕+164元 の 7,513 元となった。単純輸入ドル換算では 877ドル、前日比8ドル上昇。
9月限と1月限のスプレッドは、+388 元 (-45ドル)。
なお、夜間取引(22時~24時)では874ドル相当で引けている

大連先物の値動き、本日12:30まで


本日午前中、大連PP先物9月限は7500元付近で小動き。中国国内は華東地区以外でメーカーが一部のグレードの出荷価格を引き上げている。市場の反応は限定されるが、ブレントは10時前に40ドルに乗せており、午後も値を伸ばすと、先物にも買いが入り、国内現物市場の上昇を後押しする可能性がある。ただし、一部の輸入品のオファー水準が切り下げられた点が気掛かりだ。

本日午後のアジアスポット市場は強含みで推移し、横ばいから10ドル上がる可能性がある。

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明日はPEも追加予定

2020年6月2日火曜日

これな~んだ?


なんの輸入?


提案
かくれんぼ
やめよー。
もーいいよ。

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本日(6/2)のアジアPP市況予想

本日(6/2)のアジアPP市況は続伸予想

昨日までのPP市況(アジア/中国国内/大連PP先物)推移は

中国国内市場はメーカーの出荷価格の引き上げは見られないが、大連PP先物が大幅高で推移するなか、プロピレンやPPパウダーが堅調に推移したことを受け、国内現物市場を値を伸ばした。
一方、アジアスポット市況は堅調な中国国内市況の影響を受けるも、上げ幅限定されている。PP HOMOとナフサのスプレッドは520ドルと前営業日から縮小した。

昨日6/1の大連PP先物


6月1日の大連商品取引所PP先物は主要取引となる9月限は、
終値は前日比255元上昇、〔前日帳入値〕+226元 の 7,456 元となった。単純輸入ドル換算では 869ドル、前日比30ドル上昇。 9月限と1月限のスプレッドは、+394 元 (-46ドル)。


大連先物の値動き、本日12:30まで


本日午前中、大連PP先物は買いが先行し、大幅高。買われ過ぎ感から売りに押され、午前の引けはオープンニングの水準7450元まで戻している。また、中国国内でのメーカーの出荷価格の引き上げが随所に見られ、ブレントは朝から38ドル台中盤で小動き。

昨日の大連先物や国内市場の上げ幅を踏まえると、本日午後のアジアスポット市場は強含みで推移し、5-10ドル上がる可能性がある。


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おススメ:
CREEX 石油化学レポート
本日のマンスリーレポート(計71ページ)には日本国内ポリオレフィン価格交渉の状況が記載してあります

2020年6月1日月曜日

本日(6/1)のアジアPP市況予想

本日(6/1)のアジアPP市況は大幅高予想

以下大連先物の値動き本日12:30まで










堅調なブレントにPP先物は連れ高。ブレントは12:30で37.76ドル。
大連PP先物9月限の午前引けは7408元。
単純輸入換算で863ドル。
本日のアジアスポットは850‐860ドルまで押し上げられる(???)。

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/// お見せします石油化学記録簿の底力を /// 3.23

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