本日(6/5)のアジアPP市況は横ばい予想
昨日までのPP市況(アジア/中国国内/大連PP先物)推移は
中国国内市場はメーカーが出荷価格を据え置いた。現物市場の取引水準も横ばいとなったが、ドル換算では人民元高ドル安となったことから1ドル高の評価。一方、大連PP先物の9月限は高く始まったものの、売りに押されて、ドル換算では前日比マイナス13ドルの859ドルで引けた。ただし、底堅い原油相場から現物市場や輸入相場が安定した動きを示していたことから、その後の夜間取引では、買い戻しが入り、865ドル水準で引けた。
アジアスポット市況は中国国内現物相場の動きを反映する格好で前日比変わらず。なお、輸入品のオファー水準はPP HOMO YARN、PP HOMO INJECTION、PP COPOLYは変わらず。PP FILMとPP FIBERの一部が同10ドル低下。
PP
HOMOとナフサのスプレッドは516ドルと前日から5ドル拡大。
中国国内では足元の自動車や家電向けの需要回復が見られ、インジェクショングレードの相場を支えている。また、玩具や日用雑貨の需要増にも期待感がある。一方、ヤーングレードは、石炭ベースのプラントの再稼働から供給が増加、閑散期と重なることもあり、弱含みで推移することが見込まれる。HOMOとCOPLYERの格差は拡大傾向を示す公算大。
昨日6/4の大連PP先物
6月4日の大連商品取引所PP先物は主要取引となる9月限は、
終値は前日比16元下落、〔前日帳入値〕ー109元 の 7,342元となった。単純輸入ドル換算では 859ドル、前日比18ドル下落。
9月限と1月限のスプレッドは、+33 元 (-3ドル)。
なお、夜間取引(22時~24時)では865ドル相当で引けている。前日より4ドル高。
大連先物の値動き、本日12:30まで
本日6/5午前中の大連PP先物9月限は7339元で始まり、ジリ高。ブレントは40ドル付近で小動きとなっていることもあり、PP先物の動きも抑えられ、午前の引けは小幅高。また、中国国内は華東地区でメーカーが出荷価格を据え置いている。
足元の状況は、中国国内では小型家電や玩具の需要増に期待があり、インジェクショングレードの相場を支えている。一方、ヤーングレードは、石炭ベースのプラントの再稼働から供給が増加、閑散期と重なることもあり、弱含みで推移することが見込まれる。HOMOとCOPLYERの格差は拡大傾向を示す公算大。
本日午後のアジアスポット市場は中国国内市場の影響力が小さく、横ばいでの推移となるだろう。
///お見せします石油化学記録簿の底力を/// BY 管理人
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