本日(7/16)のアジアPE市況は横ばいから小幅安予想。
昨日7/15までのPE市況(アジア/中国国内/大連LLDPE先物)推移は
中国国内華東地区の出荷価格はシノペック系が据え置き、チャイナオイル系がLDPE、HDPEを据え置き、LLDPEを部分的に下げ調整。華東地区の現物は一部の市場で弱含みの展開。また保税地区からの出荷に関するオファーは部分的に引き下げられている。一方、大連LLDPE先物は、9月限はドル換算で8ドル安、1月限は1ドル安で引けた。アジアスポット市場は、まちまちな中国国内相場も供給タイトを背景とした強気なオファーに応じる格好。LDPEが20ドル高、LLDPE、HDPEが10ドル高となった。PEとナフサのスプレッドは、LLDPEが465ドル、LDPEが576ドル、HDPEが535ドル。なお、前週のスプレッドの平均はLLDPEが428ドル、LDPEが529ドル、HDPEが498ドルとなっている。
7/15大連LLDPE先物
7月15日の大連商品取引所LLDPE先物は主要取引となる9月限は、
終値は前日比70元下落、〔前日帳入値〕ー85元 の
7,235 元となった。単純輸入ドル換算では 859ドル、前日比8ドル下落。
9月限と1月限のスプレッドは、+125 元
(-15ドル)。なお、夜間取引(22時~24時)は原油に歩調を合わせ売り先行となり、さらに5ドル程度下げる。その後、原油が反発したことを受け、買い戻され、7225元の858ドル相当と午後の引けから2ドル安で終了。
本日7/16前場の大連先物の値動き、
本日7/16の大連LLDPE先物9月限は7250元で始まった。ブレントが43ドル台後半でジリ安となるか、売り優勢で始まった。午前中は、7115-7265元のレンジで推移、7135元、848ドル相当まで戻して引けた。前日の前場の引けより15ドル安。中国国内華東地区の出荷価格はシノペック系がLDPE、HDPEを据え置き、LLDPEを100元引き下げている。チャイナオイル系がLDPEを据え置き、HDPE、LLDPEを部分的に引き下げている。華東地区の現物は多くの市場で弱含みの展開。また保税地区からの出荷に関するオファーは概ね据え置かれている。ただし、メーカー在庫や港湾地区の在庫の低下も出荷の低迷から抑えられおり、国内の弱気ムードが加速している。本日のアジアPEスポット市場は横ばいから小幅安となる可能性がある。。
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