本日(7/16)のアジアPP市況は横ばいから小幅安予想
昨日7/15までのPP市況(アジア/中国国内/大連PP先物)推移は
中国国内華東地区の出荷価格はシノペック系が一部グレード引き下げ、その他は据え置き、チャイナオイル系は据え置き。華東地区の現物で多くの市場が弱含みで推移している。一方、輸入や保税地区からの出荷に関するオファーは概ね据置き。先物相場は9月限、1月限がドル換算でそれぞれ11ドル、6ドル下落。中国国内市場の変動も限られ、アジアスポット相場は横ばい。PP HOMOとナフサのスプレッドは、ナフサの上昇を受け、520ドルと前日から13ドル縮小。なお、前週のスプレッドの平均は503ドル、前々週が519ドル。
7/15の大連PP先物
7月15日の大連商品取引所PP先物は主要取引となる9月限は、
終値は前日比97元下落、〔前日帳入値〕ー60元 の
7,570 元となった。単純輸入ドル換算では 899ドル、前日比11ドル下落。
9月限と1月限のスプレッドは、+273 元
(-32ドル)。なお、夜間取引(22時~24時)は売り先行となり、さらに10ドル程度まで下げたが後に買い戻され、7569元で引けた。午後の引けより同水準の899ドル相当となっている。
本日7/16前場の大連先物の値動き、
本日7/16大連PP先物9月限は7570元で始まった。ブレントが43ドル台後半でジリ安、午前中は、7483-7604元のレンジでの推移、売り優勢の展開。午前は7505元、892ドルで引けている。前日の午前の引けに比べ10ドル安。中国国内華東地区の出荷価格はシノペック系、チャイナオイル系がともに据え置き。華東地区の現物で多くの市場が50元程度下げており、弱含みで推移している。一方、輸入や保税地区からの出荷に関するオファーは概ね据置き。川下の需要は低迷しており、定修明けに伴う再稼働から供給増加が懸念されている。ただし、輸入品への影響は軽微となり、本日のアジアスポット市場は、横ばいを見込みが、先物が後場に一段下げるとに小幅安となる可能性がある。
///お見せします石油化学記録簿の底力を/// BY 管理人
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