本日(7/16)のアジアPE市況は小幅安予想。
昨日7/15までのPE市況(アジア/中国国内/大連LLDPE先物)推移は
中国国内華東地区の出荷価格はシノペック系がLDPE、HDPEを据え置き、LLDPEを100元引き下げている。チャイナオイル系がLDPEを据え置き、HDPE、LLDPEを部分的に引き下げている。華東地区の現物は多くの市場で弱含みの展開。また保税地区からの出荷に関するオファーは概ね据え置かれている。一方、大連LLDPE先物は、9月限はドル換算で13ドル安、1月限は7ドル安で引けた。アジアスポット市場は、軟調な中国国内相場も供給タイトを背景とした強気なオファーを背景に各PEとも横ばい。PEとナフサのスプレッドは、ナフサの下落を受け、LLDPEが477ドル、LDPEが588ドル、HDPEが547ドル。なお、前週のスプレッドの平均はLLDPEが428ドル、LDPEが529ドル、HDPEが498ドルとなっている。
7/15大連LLDPE先物
7月16日の大連商品取引所LLDPE先物は主要取引となる9月限は、
終値は前日比115元下落、〔前日帳入値〕ー140元 の 7,120 元となった。単純輸入ドル換算では 846ドル、前日比13ドル下落。
9月限と1月限のスプレッドは、+75 元 (-9ドル)。なお、夜間取引(22時~24時)は売り先行となるも、堅調な原油を受け買い戻され、7120元の846ドル相当と午後の引けと同水準で終了。
本日7/17前場の大連先物の値動き、
本日7/17の大連LLDPE先物9月限は7130元で始まった。ブレントが42ドル台前半で小動きとなるなか、売り優勢で始まった。午前中は、7050-7145元のレンジで推移、7070元の846ドル相当まで戻して引けた。前日の前場の引けより2ドル安。中国国内華東地区の出荷価格はシノペック系がLLDPEを据え置き、LDPE、HDPEを引き下げている。チャイナオイル系がLLDPE、HDPEを据え置き、LDPEを引き下げている。華東地区の現物は多くの市場で弱含みの展開。また保税地区からの出荷に関するオファーも引き下げられている。国内の弱気ムードが加速していることを受け、本日のアジアPEスポット市場は小幅安となる可能性がある。。
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