2020年9月8日火曜日

本日(9/8)のアジアPE市況予想(13時更新)

本日(9/8)のアジアPE市況は強含みの展開。

前日9/7までのPE市況(アジア/中国国内/大連LLDPE先物)推移は



















中国国内華東地区の出荷価格はシノペック系がLLDPE50元引き上げ、チャイナオイル系が据え置いている。華東地区の現物は各市場でまちまち。輸入や保税地区からの出荷に関するオファーはLDPEが横ばいとなるも、LLDPEHDPEの一部で引き下げられている。大連LLDPE先物は、1月限がドル換算で前日比9ドル安、5月限が同10ドル安。原油が一段水準を下げ、国内相場が弱含みで推移するも、輸入品にはタイト感がしめされていることから、アジアスポット市場はLDPEが横ばい、LLDPEHDPE10ドル高。PEとナフサのスプレッドは、LLDPE538ドルと27ドル拡大、LDPE729ドルと17ドル拡大、HDPE578ドルと27ドル拡大。前週のスプレッドの平均はLLDPE472ドル、LDPE659ドル、HDPE534ドルとなっている。

9/7の大連LLDPE先物
















97日の大連商品取引所LLDPE先物の主要取引となる1月限は、
終値は前日比65元下落、〔前日帳入値〕ー65元 の 7,590 元となった。単純輸入ドル換算では 922ドル、前日比8ドル下落。
1月限と5月限のスプレッドは、+95 (-12ドル)。なお、夜間取引(22時~24時)は7680元の933ドル相当で引けた。大引けから11ドル高。


本日9/8前場の大連先物の値動き、



















本日9/8の大連LLDPE先物1月限は7580元で始まった。ブレントが、42ドルを挟んで小動き。午前中は、7550-7690元のレンジで推移、7680元の921ドル相当で終えた。前日の大引けから1ドル安。中国国内華東地区の出荷価格はシノペック系が据え置き、チャイナオイル系がHDPEの一部を引き上げ、LLDPELDPEは据え置き。華東地区の現物の各市場は小幅調整でまちまちだが、LLDPEがいくつかの市場で軟化している。輸入や保税地区からの出荷に関するオファーは概ね据え置き。中国国内相場がまちまちな動きとなるなか、需給タイト感が引き続き意識される。後場の動きにもよるが、本日のアジアスポット市場は、強含みで推移するだろう。


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