昨日7/9までのPE市況(アジア/中国国内/大連LLDPE先物)推移は
中国国内華東地区の出荷価格はシノペック系がすべてのPEを据え置かれ、チャイナオイル系はLDPE、LLDPEが据え置かれたが、HDPEが引き上げられている。メーカーの強気な姿勢も、現物相場はすべてのPEが売り優勢の展開。ここ数日の上昇にする反動で調整が入っている。また輸入や保税地区からの出荷に関するオファーはLDPE、LLDPEの一部で引き下げられている。一方、大連LLDPE先物は底堅く推移、9月限はドル換算で前日から変わらず。7/1からは54ドル上昇している。1月限は6ドル高。。アジアスポット市場は、まちまちな中国国内相場の背景に、輸入品対する引き合いは限定され、各PEは横ばい。PEとナフサのスプレッドは、LLDPEが426ドル、LDPEが527ドル、HDPEが496ドルと前日からそれぞれ6ドル縮小。なお、前週のスプレッドの平均はLLDPEが435ドル、LDPEが528ドル、HDPEが501ドルとなっている。
7/9大連LLDPE先物
7月9日の大連商品取引所LLDPE先物は主要取引となる9月限は、
終値は前日比10元下落、〔前日帳入値〕ー90元 の
7,290 元となった。単純輸入ドル換算では 864ドル、前日比変わらず
9月限と1月限のスプレッドは、+135 元
(-16ドル)。なお、夜間取引(22時~24時)は軟調に推移し、7225元の856ドル相当と午後の引けから8ドル安で終了。
本日7/10前場の大連先物の値動き、
本日7/10の大連LLDPE先物9月限は7305元で始まった。ブレントが42ドル付近まで軟化するなか、売り優勢の展開。午前中は、7190-7360元のレンジで推移、午前は7230元、859ドル相当で引けた。前日の前場の引けより3ドル安。中国国内華東地区の出荷価格はシノペック系がすべてのPEを据え置かれ、チャイナオイル系はLDPE、LLDPEが据え置かれたが、HDPEが引き上げられている。華東の現物は多くの市場で弱含みの推移。引き続きここ数日の上昇に対する反動で調整が入っている。本日のアジアPEスポット市場は横ばいとなることが見込まれる。ただし、軟調な原油を受け、大連先物の後場でさらに売りが進むようだと小幅安となる可能性も否めない。
///お見せします石油化学記録簿の底力を/// BY 管理人
0 件のコメント:
コメントを投稿