2020年6月19日金曜日

本日(6/19)のアジアPP市況予想(13時更新)


本日(6/19)のアジアPP市況は横ばい予想

昨日6/18までのPP市況(アジア/中国国内/大連PP先物)推移は




















新型コロナウイルス感染拡大の第2波の影響に対する懸念から、先行の需給見通しに不透明感がある。中国国内は、メーカー在庫の減少が続いてことを背景に堅調地合いが維持されている。中国国内華東地区の出荷価格はシノペック系が据え置き、チャイナオイル系が引き上げた。前場に堅調に推移していた大連先物9月限は後場に入り、反落したことを受け、現物市場は、薄商いから概ね横ばいとなった。一方、大連先物PP 9月限は反落。ポジション整理の売りから軟調に推移。ドル換算で4ドル程度下げているが、前週末比では18ドル高。1月限は小幅高。アジアスポット相場は、様子見の状態にあり、横ばい。PP HOMOとナフサのスプレッドはナフサの小幅下落を受け、524ドルと前日から1ドル拡大。なお、前週のスプレッドの平均は525ドル。


6/18の大連PP先物








618日の大連商品取引所PP先物は主要取引となる9月限は、
終値は前日比33元下落、〔前日帳入値〕+11元 の 7,480 元となった。単純輸入ドル換算では 877ドル、前日比4ドル下落。
9月限と1月限のスプレッドは、+300 (-35ドル)。なお、夜間取引(22時~24時)では小幅下落。7453元、前日比8ドル安の873ドル相当で引けている。 


本日6/19前場の大連先物の値動き、




















本日6/19大連PP先物9月限は7488元で始まった。ブレントが41ドル台後半で堅調に推移するなか、午前中のPP先物9月限は、7428-7497元のレンジでの動き、午前は7455元、874ドルで引けている。中国国内華東地区の出荷価格はシノペック系、チャイナオイル系ともに据え置き。華東地区の一部の現物市場ではPP HOMO YARN/INJECTIONPP COPOLYMERPP FIBERの上昇が見られ、現物市場は強含みの展開。輸入品や保税区からの出荷のオファーは午前中ではPP HOMO YARN/INJECTION10ドル高、PP COPOLYMER/FIBERは据え置かれている。ただし、大連先物が午前の引けにかけて、軟化し、国内相場は方向感を欠く展開。本日のアジアスポット市場は、横ばいで推移するだろう。


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