本日（6/17）のアジアPP市況予想（13時更新）

本日（6/17）のアジアPP市況は小幅高予想

 昨日6/16までのPP市況（アジア/中国国内/大連PP先物）推移は

 

底堅く原油が推移するも、新型コロナウイルスの第2波の影響に対する懸念から、先行の需給見通しに不透明感がある。堅調な国内プロピレンおよびPP POWDERはサポート要因となり、国内現物市場はPP　HOMO YARM/INJCETIONとPP COPOLYMERが小幅高。PP HOMO YARN、PP POWDERは横ばい。大連先物PP 9月限は新規ポジションの積み増しから買い優勢となり、小幅高。ドル換算で10ドル弱上げている。メーカー在庫の大幅減少が材料視されている。ただし、YARNの生産が増加傾向にあることから上げ幅は限定されている。輸入品の強気のオファーは後退していることもあり、アジアスポット市況は横ばい。PP HOMOとナフサのスプレッドはナフサの上昇を受け、529ドルと前日から20ドル縮小。なお、前週のスプレッドの平均は525ドル。

 6/16の大連PP先物

6月16日の大連商品取引所PP先物は主要取引となる9月限は、

終値は前日比140元上昇、〔前日帳入値〕＋107元　の 7,443 元となった。単純輸入ドル換算では 874ドル、前日比18ドル上昇。

9月限と1月限のスプレッドは、＋326 元 (-38ドル）。なお、夜間取引（22時～24時）では堅調な原油に連れ高。7441元、前日比7ドル高の874ドル相当で引けている。　

本日6/17前場の大連先物の値動き、

本日6/17大連PP先物9月限は7460元で始まった。ブレントは40ドル台前半で堅調に推移するなか、売り先行となったが、午前の引けに向けて徐々戻している。7401-7499元のレンジで動き、午前は7477元、877ドルで引けている。中国国内華東地区の出荷価格はシノペック系、チャイナオイル系ともに据え置いているが、現物市場は強含みで推移している。また、輸入品や保税区からの出荷のオファーは概ね10ドル上昇。

本日のアジアスポット市場は、強含みで推移するだろう。

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