2020年6月18日木曜日

本日(6/18)のアジアPP市況予想(13時更新)


本日(6/18)のアジアPP市況は横ばいから小幅高予想

昨日6/17までのPP市況(アジア/中国国内/大連PP先物)推移は





















新型コロナウイルス感染拡大の第2波の影響に対する懸念から、先行の需給見通しに不透明感がある。中国国内は堅調な国内プロピレンおよびPP POWDERがサポート要因となり、メーカー在庫の大幅減少が材料視されていることから堅調地合い。ただし、中国国内華東地区の出荷価格はシノペック系、チャイナオイル系ともに据え置き、また製品の輸出需要の低迷に一旦買いが抑えている。現物市場は、先物に支援されるも、高値での取引は敬遠され、概ね横ばいとなった。一方、大連先物PP 9月限は続伸。新規ポジションの積み増しから引き続き買い優勢。ドル換算で7ドル程度上げている。前週末比では22ドル高。供給タイト感から大連先物は堅調地合いにあるが、供給タイト感も伴い先行して、値を上げているアジアスポットを追いかける格好。アジアスポット相場は、様子見の状態にあり、横ばい。PP HOMOとナフサのスプレッドはナフサの上昇を受け523ドルと前日から6ドル縮小。なお、前週のスプレッドの平均は525ドル。

  
6/17の大連PP先物







617日の大連商品取引所PP先物は主要取引となる9月限は、
終値は前日比70元上昇、〔前日帳入値〕+99元 の 7,513 元となった。単純輸入ドル換算では 881ドル、前日比7ドル上昇。9月限と1月限のスプレッドは、+359 (-42ドル)。なお、夜間取引(22時~24時)では小幅に上下動。7510元、前日比8ドル高の881ドル相当で引けている。 


本日6/18前場の大連先物の値動き、



















本日6/17大連PP先物9限は7510元で始まった。ブレントが40ドル台前半で小動きとなるなか、午前中のPP先物9月限は、7476-7560元のレンジでの動き、午前は7559元、886ドルで引けている。中国国内華東地区の出荷価格はシノペック系が据え置き、チャイナオイル系が引き上げている。華東地区の一部の市場ではPP HOMO YARN/INJECTIONPP COPOLYMEPP FIBERの上昇が見られ、現物市場は強含みの展開。輸入品や保税区からの出荷のオファーは午前中は据え置かれておりが、堅調な国内現物や先物相場の受け、オファーが引き上げられることも想定されるため、本日のアジアスポット市場は、横ばいから小幅高で推移するだろう。

  
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