2020年6月17日水曜日

本日(6/17)のアジアPE市況予想(13時更新)

本日(6/17)のアジアPE市況は小幅高予想

昨日6/16までのLLDPE市況(アジア/中国国内/大連LLDPE先物)推移は

 











中国国内は現物市場が続伸。米国品のHDPEのキャンセルなどから輸入品の入着が少ない。港湾地区の在庫は減少を続け、特にHDPEの減少幅が大きい。一方、大連先物は堅調な原油を受け。大幅高。輸入品のオファーはHDPELLDPEの一部のオファーが引き上げられ、大連LLDPE先物も高いことから、抵抗感があり、薄商い。HDPE FILMの取引は品薄感から比較的良好。アジアスポット市況はHDPELDPELLDPEともに横ばい。PEとナフサのスプレッドはナフサの上昇を受け、LLDPE429ドル、LDPE520ドル、HDPE479ドルと20ドル縮小。

6/16大連LLDPE先物





616日の大連商品取引所LLDPE先物は主要取引となる9月限は、

終値は前日比205元上昇、〔前日帳入値〕+150元 の 6,850 元となった。単純輸入ドル換算では 793ドル、前日比26ドル上昇。

9月限と1月限のスプレッドは、+95 (-11ドル)。なお、夜間取引(22時~24時)では6870元で小高く始まるも、ジリ安展開。6820元、801ドル相当(前日比15高)で引けている。

本日6/17前場の大連先物の値動き、











本日6/17の大連LLDPE先物9月限は6870元で始まった。ブレントは40ドル台前半で堅調に推移するなか、売り先行。67806890元のレンジ内での動きとなり、午前は6815元、799ドル相当で引けた。中国国内は華東地区のシノペック系の出荷価格が据え置かれ、チャイナオイル系がHDPEを引き上げ、LLDPELDPEの一部も引き上げる模様。輸入品では各PEのオファーが引き上げられており、HDPEの上げ幅が大きい。昨日の大幅高となった大連LLDPE先物には調整が入り、押し戻される可能性はあるが、堅調な国内現物市場を背景に本日アジアスポット市場は強含みで推移するだろう。

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