本日(6/16)のアジアPP市況は強含みの予想
昨日6/15までのPP市況(アジア/中国国内/大連PP先物)推移は
底堅く原油が推移するも、新型コロナウイルスの第2波の影響に対する懸念から、先行の需給見通しに不透明感がある。堅調な国内プロピレンはPP相場のサポート要因となり、国内現物市場はPP HOMO INJCETIONとPP COPOLYMERが小幅高、PP HOMO YARN、PP POWDERは横ばい。大連先物PPもポジション整理の売りから小幅に下げたこともあり、輸入品の強気のオファーはわずかに後退した。前日に上昇には行き過ぎ感は否めず、調整が入り、押し戻された格好。アジアスポット市況は強気のオファーを受け、5ドル安、PP HOMOとナフサのスプレッドは549ドルと前営業日から10ドル縮小。
6/15の大連PP先物
6月15日の大連商品取引所PP先物は主要取引となる9月限は、
終値は前日比26元下落、〔前日帳入値〕+30元 の
7,303 元となった。単純輸入ドル換算では 856ドル、前日比3ドル下落。
9月限と1月限のスプレッドは、+291 元
(-34ドル)。
なお、夜間取引(22時~24時)では堅調な原油に連れ高。7396元、前日比4ドル高の867ドル相当で引けている。
本日6/16前場の大連先物の値動き、
本日6/16大連PP先物9月限は7307元で始まった。ブレントは39ドル台中盤で堅調に推移するなか、7295-7468元と水準を上げた。午前は7446元、875ドルで引けている。中国国内華東地区の出荷価格はシノペック系が100元引き下げ、チャイナオイル系が据え置き。また、輸入品や保税区からの出荷のオファーは概ね横ばいとなっている。
本日のアジアスポット市場は一段水準を上げる可能性がある。中国国内の相場がまちまちな動きとなっているが、堅調な先物が上値模索の展開となっており、さらに上げ足を速めることも想定する。
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