本日(7/28)のアジアPE市況は横ばい予想。
昨日7/27までのPE市況(アジア/中国国内/大連LLDPE先物)推移は
中国国内華東地区の出荷価格はシノペック系がLDPE、LLDPEを引き下げ、HDPEを据え置いた。チャイナオイル系がLLDPE、HDPEを引き下げ、LDPEを据え置いた。華東地区の現物は多くの市場で小幅調整が入る程度となり、概ね横ばいで推移。一方、大連LLDPE先物は、9月限がドル換算で前日比12ドル高、1月限が同11ドル高で引けた。国内現物は需要の低迷から弱気ムードが継続しているが、大連LLDPE先物には調整の戻りが入っていることから輸入品への下押し圧力も限定的となり、アジアスポット市場は各PEともに横ばい。PEとナフサのスプレッドは、ナフサの小幅上昇を受け、LLDPEが439ドル、LDPEが560ドル、HDPEが519ドルとそれぞれ拡大。なお、前週のスプレッドの平均はLLDPEが463ドル、LDPEが584ドル、HDPEが547ドルとなっている。
7/27大連LLDPE先物
7月27日の大連商品取引所LLDPE先物は主要取引となる9月限は、
終値は前日比110元上昇、〔前日帳入値〕+75元 の
7,050 元となった。単純輸入ドル換算では 837ドル、前日比12ドル上昇。
9月限と1月限のスプレッドは、+75 元 (-9ドル)。なお、夜間取引(22時~24時)は概ね横ばい。7045元の835ドル相当で引けた。午後の引けから2ドル安。
本日7/28前場の大連先物の値動き、
本日7/28の大連LLDPE先物9月限は7055元で始まった。ブレントが、43ドル台後半で小動きとなり、それに歩調を合わせる展開。午前中は、7025-7095元のレンジで推移、7065元の840ドル相当で引けた。前日の後場の引けより3ドル高。中国国内華東地区の出荷価格はシノペック系が各PEを据え置き、チャイナオイル系がLDPE、HDPEを引き下げ、LLDPEを引き上げている。華東地区の現物は一部の市場で取引水準が上がっている。また、輸入品や保税地区からの出荷に関するオファーはHDPEが引き下げられ、その他は据え置かれている。中国国内相場はまちまちであり、輸入品相場を動かすまでの材料不足感は否めず、本日のアジアPEスポット市場は横ばいとなるだろう。
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