本日(7/27)のアジアPE市況は横ばい予想。
先週7/24までのPE市況(アジア/中国国内/大連LLDPE先物)推移は
中国国内華東地区の出荷価格はシノペック系がHDPE、LDPEを引き下げ、LLDPEを据え置いた。チャイナオイル系がLLDPE、HDPEを引き下げ、LDPEを据え置いた。華東地区の現物は多くの市場で弱含みの展開となった。一方、大連LLDPE先物は、9月限がドル換算で前日比10ドル安、1月限が同8ドル安で引けた。国内現物は需要の低迷から弱気ムードが継続、国内メーカーやトレーダーの在庫が増加傾向を示しており、需給緩和感が増している。アジアスポット市場は各PEが20ドル安。PEとナフサのスプレッドは、LLDPEが442ドル、LDPEが563ドル、HDPEが522ドルとそれぞれ縮小。なお、前週のスプレッドの平均はLLDPEが463ドル、LDPEが584ドル、HDPEが547ドルとなっている。
7/24大連LLDPE先物
7月24日の大連商品取引所LLDPE先物は主要取引となる9月限は、
終値は前日比85元下落、〔前日帳入値〕ー40元 の
6,940 元となった。単純輸入ドル換算では 825ドル、前日比10ドル下落。
9月限と1月限のスプレッドは、+65 元 (-8ドル)。なお、夜間取引(22時~24時)は概ね横ばい。6935元の824ドル相当で引けた。午後の引けから1ドル安。
本日7/27前場の大連先物の値動き、
本日7/27の大連LLDPE先物9月限は6940元で始まった。ブレントが、43ドル台前半で小動きとなるなか、買い優勢の展開。午前中は、6915-7085元のレンジで推移、7045元の836ドル相当で引けた。前日の後場の引けより11ドル高。中国国内華東地区の出荷価格はシノペック系がLDPE、LLDPEを引き下げ、HDPEを据え置いた。チャイナオイル系がLLDPE、HDPEを引き下げ、LDPEを据え置いた。華東地区の現物は多くの市場で小幅調整が入る程度となり、概ね横ばいで推移している。また、輸入品や保税地区からの出荷に関するオファーもごく一部で調整がはいいているが、多くが据え置かれている。国内現物は需要の低迷から弱気ムードが継続する。反発する大連先物が午後も買い上げると、下支え要因となり、本日のアジアPEスポット市場は横ばいとなるだろう。ただし、需給緩和感が台頭する状況には小幅安となる可能性も残っている。
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