本日(6/10)のアジアPP市況は横ばい予想
昨日までのPP市況(アジア/中国国内/大連PP先物)推移は
中国国内の華東地区の出荷価格はチャイナオイル系に据え置き、シノペック系が一部グレードを小幅に引き下げた。国内プロピレンは小幅安、PPパウダーは横ばいで推移。定修明けのプラントの再稼働や安値の輸入品入着が意識されるも、足元の現物の供給タイト感や堅調な大連PP先物相場を受け、現物相場はPP HOMO YARN、PP COPOLYは小幅高、PP HOMO INJECTIONは横ばい。メーカー在庫は前年比13.6%減の79万5000トンまで減少している。
アジアスポット市況はコスト圧力や堅調地合いにある中国国内相場を受け、前日比20ドル高。
縮小傾向にあったPP HOMOとナフサのスプレッドは足元のナフサ需給のタイト感の後退を受け、ナフサが下落したことから529ドルと前日から45ドル拡大し、5月29日以来のスプレッド水準。
6/9の大連PP先物
6月9日の大連商品取引所PP先物は主要取引となる9月限は、
終値は前日比97元上昇、〔前日帳入値〕+107元 の
7,457 元となった。単純輸入ドル換算では 876ドル、前日比13ドル上昇。
9月限と1月限のスプレッドは、+315 元
(-37ドル)。
なお、夜間取引(22時~24時)では小動きとなり、7422元、872ドル相当で引けている。
本日の大連先物の値動き、午前中11時まで
本日6/10午前中の大連PP先物9月限は7443元で始まり、ジリ高様相となったが、原油の上値が重く、11時時点で夜間取引の終値水準まで戻している。アジアスポット市場は、中国国内相場が上伸力を欠いており、横ばいでの推移となるだろう。
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