2020年8月4日火曜日

本日(8/4)のアジアPE市況予想(13時更新)

本日(8/4)のアジアPE市況は小幅高予想。

昨日8/3までのPE市況(アジア/中国国内/大連LLDPE先物)推移は



















中国国内華東地区の出荷価格はシノペック系が据え置き、チャイナオイル系がLLDPEを据え置いたが、HDPE一部を引き上げ、LDPE50150元引き上げている。華東地区の現物は多くの市場で取引水準が上がっている。一方、大連LLDPE先物は、9月限がドル換算で前日比10ドル高、1月限が同5ドル高。中国国内市場が一部で堅調な動きがうかがえる。先物は先週後半の軟調な動きからの調整の戻りが入っただけであり、輸入品や保税地区からの出荷に関するオファーはHDPEが引き下げられている。中国国内の需給緩和の見通しもあり、HDPEには弱気なオファーが示され、アジアスポット市場はHDPE10ドル安、LDPELLDPEが横ばい。PEとナフサのスプレッドは、ナフサの下落を受け、LLDPE441ドル、LDPE577ドル、HDPE526ドルとそれぞれ拡大。なお、前週のスプレッドの平均はLLDPE426ドル、LDPE558ドル、HDPE517ドルとなっている。

8/3大連LLDPE先物









83日の大連商品取引所LLDPE先物の主要取引となる9月限は、
終値は前日比100元上昇、〔前日帳入値〕+105元 の 7,085 元となった。単純輸入ドル換算では 841ドル、前日比10ドル上昇。
9月限と1月限のスプレッドは、+75 (-9ドル)。なお、夜間取引(22時~24時)は小幅高。7120元の845ドル相当で引けた。午後の引けから4ドル高で終えた。


本日8/4前場の大連先物の値動き、




















本日8/4の大連LLDPE先物9月限は7100元で始まった。ブレントが、43ドル台後半で小動きとなるなか、午前中は、7070-7225元のレンジで推移、7180元の855ドル相当で引けた。前日の引けより14ドル高。中国国内華東地区の出荷価格はシノペック系が据え置き、チャイナオイル系がLLDPEを据え置いたが、HDPEを小幅調整、LDPEを引き上げている。だたし、華東地区の現物は多くの市場で取引水準が上がっている。堅調な中国国内相場を受け、本日のアジアスポット市場は小幅高となる可能性が大きい。


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