2020年8月6日木曜日

本日(8/6)のアジアPE市況予想(13時更新)


本日(8/6)のアジアPE況は横ばい予想。

昨日8/5までのPE市況(アジア/中国国内/大連LLDPE先物)推移は



















中国国内華東地区の出荷価格はシノペック系がLDPELLDPEを引き上げ、チャイナオイル系がLLDPEを引き上げている。華東地区の現物は多くの市場で取引水準が上がっている。輸入や保税地区からの出荷に関するオファーはHDPEがグレード限定し、引き上げられている。一方、大連LLDPE先物は、9月限がドル換算で前日比2ドル高、1月限が同3ドル高。堅調な中国国内相場の影響は輸入相場への影響は限定された。アジアスポット市場は各PEとも横ばい、PEとナフサのスプレッドは、ナフサの上昇を受け、LLDPE423ドル、LDPE559ドル、HDPE508ドルとそれぞれ縮小。なお、前週のスプレッドの平均はLLDPE426ドル、LDPE558ドル、HDPE517ドルとなっている。

8/5大連LLDPE先物


85日の大連商品取引所LLDPE先物の主要取引となる9月限は、
終値は前日比10元上昇、〔前日帳入値〕+50元 の 7,200 元となった。単純輸入ドル換算では 858ドル、前日比2ドル上昇。
9月限と1月限のスプレッドは、+75 (-9ドル)。なお、夜間取引(22時~24時)は堅調。7190元の857ドル相当で引けた。午後の引けから1ドル安で終えた。


本日8/6前場の大連先物の値動き、



















本日8/6の大連LLDPE先物9月限は7245元で始まった。ブレントが、45ドル台前半で小動き。堅調な原油を受け、夜間取引から一段水準を上げたが、徐々に売りが優勢。午前中は、7145-7245元のレンジで推移、7180元の859ドル相当で終えた。前日の引けより1ドル高。中国国内華東地区の出荷価格はシノペック系が各PEを据え置き、チャイナオイル系が一部のLLDPEを引き上げ、その他PEは据え置き。華東地区の現物は多くの市場で取引水準が小幅下げとなっている。輸入や保税地区からの出荷に関するオファーは概ね据え置き。ここ数日の堅調な中国国内相場の影響が輸入相場に及ぶ可能性が十分残されている。ただし、堅調な原油も大連先物の上昇が抑えられていることもあり、だ本日のアジアスポット市場は横ばいとなるだろう。


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