前日8/31までのPE市況(アジア/中国国内/大連LLDPE先物)推移は
中国国内華東地区の出荷価格はシノペック系が据置、チャイナオイル系がLDPE、LLDPEを引き上げ、HDPEを据え置いている。華東地区の現物は多くの市場で各PEが強含みの展開、特にLDPEが高い。大連LLDPE先物は、9月限がドル換算で前日比23ドル高、取引中心となる1月限が同19ドル高。低いメーカー在庫の増加やLDPEの供給タイトが材料視され続けている。アジアスポット市場はLDPEが20ドル高、LLDPEが10ドル高とHDPEは横ばい。PEとナフサのスプレッドは、LLDPEが435ドルと変わらず、LDPEが626ドルと20ドル拡大、HDPEが505ドルと10ドル縮小。前週のスプレッドの平均はLLDPEが422ドル、LDPEが593ドル、HDPEが508ドルとなっている。
8/31の大連LLDPE先物
8月31日の大連商品取引所LLDPE先物の主要取引となる9月限は、
終値は前日比160元上昇、〔前日帳入値〕+170元 の 7,410 元となった。単純輸入ドル換算では 897ドル、前日比23ドル上昇。
9月限と1月限のスプレッドは、ー55 元 (7ドル)。なお、夜間取引(22時~24時)は7400元の896ドル相当で引けた。
本日9/1前場の大連先物の値動き、
本日9/1の大連LLDPE先物9月限は7500元で始まった。ブレントが、45ドル台後半でジリ高。午前中は、7385-7500元のレンジで推移、7415元の900ドル相当で終えた。前日の大引けから3ドル高。中国国内華東地区の出荷価格はシノペック系、チャイナオイル系ともに引き上げている。LDPEは特に大幅引き上げ。華東地区の現物はすべての市場で各PEが強含みの展開。輸入や保税地区からの出荷に関するオファーはLDPEが30ドル高、HDPEが5-20ドル高。本日のアジアスポット市場はLDPEを中心に押し上げられる公算大。
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