前週8/28までのPE市況(アジア/中国国内/大連LLDPE先物)推移は
中国国内華東地区の出荷価格はシノペック系、チャイナオイル系がLDPE、LLDPE、HDPEを据え置き。
華東地区の現物はLLDPEが横ばい、HDPE、LDPEが小高い。一方、輸入や保税地区からの出荷に関するオファーはLDPEの一部で引き上げられ、その他は据え置き。大連LLDPE先物は、9月限がドル換算で前日比3ドル安、取引中心となる1月限が同3ドル安。低いメーカー在庫の増加やLDPEの供給タイトが材料視されている。アジアスポット市場はLDPEが20ドル高、LLDPEとHDPEはともに横ばい。PEとナフサのスプレッドは、LLDPEが435ドルと10ドル拡大、LDPEが616ドルと30ドル拡大、HDPEが515ドルと10ドル拡大。前週のスプレッドの平均はLLDPEが422ドル、LDPEが593ドル、HDPEが508ドルとなっている。
8/28の大連LLDPE先物
終値は前日比25元下落、〔前日帳入値〕+/-0元 の
7,250 元となった。単純輸入ドル換算では 874ドル、前日比3ドル下落。
9月限と1月限のスプレッドは、ー85 元 (10ドル)。なお、夜間取引(22時~24時)は7340元の885ドル相当で引けた。大引けから11ドル高。
本日8/31前場の大連先物の値動き、
本日8/31の大連LLDPE先物9月限は7295元で始まった。ブレントが、46ドル付近でジリ高。午前中は、7250-7445元のレンジで推移、7425元の899ドル相当で終えた。前日の大引けから25ドル高。中国国内華東地区の出荷価格はシノペック系が据置、チャイナオイル系がLDPE、LLDPEを引き上げ、HDPEを据え置いている。華東地区の現物は多くの市場で各PEが強含みの展開、LDPEが大幅高。中国国内現物は、LDPEに供給タイト感が意識され、また大連先物は上値模索の展開。本日のアジアスポット市場は各PEともに押し上げられる公算大。
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