2020年6月23日火曜日

本日(6/23)のアジアPP市況予想(13時更新)


本日(6/23)のアジアPP市況は横ばいから強含み予想

昨日6/22までのPP市況(アジア/中国国内/大連PP先物)推移は


中国国内は、メーカー在庫の減少が続いてことを背景に堅調地合いが維持されていたが、川下の需要は停滞しており、華東の現物市場は概ね横ばい。中国国内華東地区のメーカーの出荷価格はシノペック系、チャイナオイル系ともに据え置き。一方、大連先物PP 9月限はポジション整理の売りから続落。ドル換算で1ドル程度下げているが、前々週週末比では16ドル高。中東プラントの稼働低下や東南アジアの定修入りを控え、上昇傾向にあったが、需要回復の動きが止まり、また新プラントから供給増加懸念から強気ムードは後退しており、アジアスポット相場は、横ばい。PP HOMOとナフサのスプレッドはナフサの下落を受け、507ドルと前日から5ドル拡大。なお、前週のスプレッドの平均は526ドル、前々週が525ドル。

6/22の大連PP先物

 
622日の大連商品取引所PP先物は主要取引となる9月限は、
終値は前日比9元下落、〔前日帳入値〕+4元 の 7,466 元となった。単純輸入ドル換算では 876ドル、前日比変わらず
9月限と1月限のスプレッドは、+314 (-37ドル)。
なお、夜間取引(22時~24時)では弱含み、7447元と前日比3ドル安の873ドル相当で引けている。 


本日6/23前場の大連先物の値動き、



















本日6/23大連PP先物9月限は7464元で始まった。ブレントが43ドルを挟んだ動きとなるなか、午前中は、7415-7493元のレンジでの推移、午前は7470元、878ドルで引けている。中国国内華東地区の出荷価格はシノペック系、チャイナオイル系ともに引き上げている。大連PP先物の午前中は方向感を欠く展開だが、堅調な原油を受け、小幅に水準を戻している。センチメントの改善から国内現物市場が続伸すると、本日のアジアスポット市場は、横ばいから強含みに転換する可能性がある。

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