本日(6/22)のアジアPE市況は横ばい予想
前週6/19までのPE市況(アジア/中国国内/大連LLDPE先物)推移は
中国国内華東地区のPE出荷価格は一部のグレードが引き上げられるも、小幅に止まっている。現物市場は供給タイト感を背景に各PEは強含みで推移。そのなかでもLDPE上げ幅が大きい。メーカー在庫は70万トン以下に減少しており、2Qの国内は伝統的に定修が集中する期間でもあることから市場のオファーが高くなる傾向がある。一方、大連LLDPR先物はポジション整理の売りが入り、反落。週前半に大幅上昇した反動で調整が入る格好。輸入相場への影響は限定された。アジアスポット市場はHDPE、LLDPEともに横ばい、LDPEは10ドル高。PEとナフサのスプレッドはナフサの上昇を受け、LLDPEが402ドル、LDPEが503ドル、HDPEが452ドルとそれぞれ縮小。
6/19大連LLDPE先物
6月19日の大連商品取引所LLDPE先物は主要取引となる9月限は、
終値は前日比55元下落、〔前日帳入値〕ー65元 の
6,795 元となった。単純輸入ドル換算では 796ドル、前日比7ドル下落。
9月限と1月限のスプレッドは、+60 元 (-7ドル)。なお、夜間取引(22時~24時)では日中の引けから小幅高。6815元、788ドル相当(前日比2ドル安)で引けている。
本日6/22前場の大連先物の値動き、
本日6/22の大連LLDPE先物9月限は6810元で始まった。ブレントは42ドル台前半でジリ安となるなか、売り先行となった。午前中は、6745-6830元のレンジで動き、午前は6760元、793ドル相当で引けた。中国国内華東地区の出荷価格はシノペック系がLDPEを引き上げ、その他PEを据え置き、チャイナオイル系もLDPEを引き上げ、その他PEを据え置いている。一方、大連先物は弱含みで推移しており、中国国内相場は小幅調整に止まる動き。輸入品の及ぶ影響が限定され、本日のアジアスポット市場は横ばいとなるだろう。
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