本日(6/23)のアジアPE市況はLDPEが小幅高、その他PEが横ばい予想
昨日6/22までのPE市況(アジア/中国国内/大連LLDPE先物)推移は
中国国内華東地区のPE出荷価格はLDPE、HDPEの一部のグレードが引き上げられた。現物市場は供給タイト感を背景にLDPEは強含みで推移。HDPEは概ね横ばい。LLDPEは弱含みの展開となった。メーカー在庫は70万トン以下に減少しており、2Qの国内は伝統的に定修が集中する期間でもあることから市場のオファーが高くなる傾向がある。一方、大連LLDPR先物はポジション整理の売りが入り、続落。アジアスポット市場はHDPE、LLDPE、LDPEともに横ばい。PEとナフサのスプレッドはナフサの下落を受け、LLDPEが407ドル、LDPEが508ドル、HDPEが457ドルとそれぞれ拡大。なお、前週のスプレッドの平均はLLDPEが426ドル、LDPEが519ドル、HDPEが476ドルとなっている。
6/22大連LLDPE先物
6月22日の大連商品取引所LLDPE先物は主要取引となる9月限は、
終値は前日比10元下落、〔前日帳入値〕ー35元 の
6,785 元となった。単純輸入ドル換算では 796ドル、前日比1ドル下落。
9月限と1月限のスプレッドは、+75 元 (-9ドル)。
なお、夜間取引(22時~24時)では日中の引けから小幅高で推移。6800元の797ドル相当(前日比10ドル高)で引けている。
本日6/23前場の大連先物の値動き、
本日6/23の大連LLDPE先物9月限は6780元で始まった。ブレントは43ドルを挟んで動きとなるなか、。午前中は、6775-6840元のレンジで推移、午前は6825、802ドル相当で引けた。中国国内華東地区の出荷価格はシノペック系、チャイナオイル系ともに各PEを据え置いている。華東地区の現物市場は小幅に取引水準が上がっており、また輸入品や保税地区から出荷もLDPEを中心にオファー水準が上がっている模様。輸入品の及ぶ影響はまちまち。本日のアジアスポット市場はLDPEが小幅高、その他PEは横ばいとなるだろう。
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