2016年11月10日木曜日

2017年の予算②

 11/10の記録簿は10時時点のマーケット基準であるので予想とは言えないですが、この状況で予算基準をおいて考えてみましょう。
記録簿はあくまでもその時点のマーケットを基にしたものなので来年1月分ぐらいまでのナフサ相場までは見込みと扱えるが、それ以降から2018年1Qまでは、本来予算策定には使用するのは厳しいものであります。為替のように相場を活用し、予約でもできるのであれば、記録簿は予算策定に生きてきます。
 残念ながらナフサなどは期先の価格を想定できるものの、実体がないものとも言える状況であり、予約たる行為は十分にできません。よって、現状の取引仕組みなどを勘案すれば、国産ナフサ価格の予算策定をより確実なものにするなんてできない。だからもっと気楽に行きましょう。

とりあえず、数値を置いてみましょう。

足下のマーケット(11/10 10時 )
WTI   = 45.1 $/BBL 期近12月限
BRENT = 46.3 $/BBL 期近1月限
ナフサ= 421 $/MT  1月着
ドル円= 105.67

① 石油需給の見通しをもとに判断した国産ナフサ価格予想
  ・原油価格が来年12月には54~55ドルまで徐々に上昇
  ・それも基づいたナフサ価格は来年12月までに508ドル
  ・為替105
  詳細は省きますが
  2017/2Q-2018/1Q 国産ナフサ価格予想び平均 36000円/KL台
  2017/1Q-2017/4Q 国産ナフサ価格予想び平均 35000円/KL台
  
② 記録簿(10時相場)で示された国産ナフサ価格評価
  ・為替105.67
  2017/2Q-2018/1Q 国産ナフサ価格予想び平均 34200円/KL
  2017/1Q-2017/4Q 国産ナフサ価格予想び平均 34000円/KL


どう見るかお任せしますが、
①がより現実的と思います。
②では需給改善を足元の相場に反映させる必要があるため、プラス1000~2000円

よって、期ズレのパターンあるので 35000円/KL、36000円/KLとする。
というのが本日のお話。  (終わり)
  

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