2020年7月22日水曜日

本日(7/22)のアジアPP市況予想(13時更新)

本日(7/22)のアジアPP市況横ばい予想

昨日7/21までのPP市況(アジア/中国国内/大連PP先物)推移は



















中国国内華東地区の出荷価格はシノペック系が引き下げ、チャイナオイル系が据え置いている。華東地区の現物で多くの市場が、弱含みで始まった。一方、輸入や保税地区からの出荷に関する一部のIPPや透明グレードのオファーが引き上げられた。そのほかは据え置き。大連先物相場はドル換算で9月限が前日比2ドル安、1月限が同1ドル安。川下の需要は低迷しており、定修明けに伴う再稼働から供給増加が懸念されるなか、中国国内相場が方向感を欠く動きが続いている。アジアスポット相場は小幅高。PP HOMOとナフサのスプレッドは、ナフサの上昇を受け、520ドルと前日から19ドル縮小。なお、前週のスプレッドの平均は529ドル、前々週が503ドル。

7/21の大連PP先物









721日の大連商品取引所PP先物は主要取引となる9月限は、
終値は前日比20元下落、〔前日帳入値〕ー8元 の 7,459 元となった。単純輸入ドル換算では 887ドル、前日比2ドル下落。
9月限と1月限のスプレッドは、+228 (-27ドル)。なお、夜間取引(22時~24時)は堅調な原油を受け、7559元で引けた。午後の引けより12ドル高の899ドル相当。 


本日7/22前場の大連先物の値動き、




















本日7/22の大連LLDPE先物9月限は7085元で始まった。ブレントが昨晩の44ドル台後半から水準を落とし、44ドルを挟んだ動き。概ねその動きに歩調を合わせている。午前中は、7070-7150元のレンジで推移、7050元の840ドル相当で引けた。前日の前場の引けより2ドル安。中国国内華東地区の出荷価格はシノペック系がHDPEの一部を100元引き下げ、LDPELLDPEを据え置いている。また、チャイナオイル系がLDPE200元引き下げ、HDPEの一部を100元引き下げ、LLDPEを据え置いている。華東地区の現物はいくつかの市場で弱含みの展開。一方、輸入品や保税地区からの出荷に関するオファーもごく一部で引き下げている。国内現物は需要の低迷から弱気ムードが継続する。イラン産の輸入が滞っていることなどから輸入品高となり、輸入品に対する購買意欲は低迷する。本日のアジアPEスポット市場は横ばいとなるく可能性が大きい。。



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