先週7/17までのPE市況(アジア/中国国内/大連LLDPE先物)推移は
中国国内華東地区の出荷価格はシノペック系がLLDPEを据え置き、LDPE、HDPEを引き下げている。チャイナオイル系がLLDPE、HDPEを据え置き、LDPEを引き下げている。華東地区の現物は多くの市場で弱含みの展開。また保税地区からの出荷に関するオファーも引き下げられている。国内の弱気ムードが加速している。一方、大連LLDPE先物は、9月限はドル換算で5ドル安、1月限は8ドル安で引けた。アジアスポット市場は、軟調な中国国内相場も供給タイトを背景とした強気なオファーを背景にLDPEが10ドル高、HDPEが20ドル高、LLDPEは横ばい。PEとナフサのスプレッドは、LLDPEが481ドル、LDPEが602ドル、HDPEが571ドルとそれぞれ拡大。なお、前週のスプレッドの平均はLLDPEが470ドル、LDPEが579ドル、HDPEが544ドルとなっている。
7/17大連LLDPE先物
7月17日の大連商品取引所LLDPE先物は主要取引となる9月限は、
終値は前日比30元下落、〔前日帳入値〕ー95元 の
7,090 元となった。単純輸入ドル換算では 841ドル、前日比5ドル下落。
9月限と1月限のスプレッドは、+100 元
(-12ドル)。なお、夜間取引(22時~24時)は軟調に推移。7035元の835ドル相当で引けた。午後の引けから7ドル安。
本日7/20前場の大連先物の値動き、
本日7/20の大連LLDPE先物9月限は7085元で始まった。ブレントが42ドル台後半で小動きとなるなか、買い優勢の展開で始まった。午前中は、7085-7180元のレンジで推移、7125元の847ドル相当まで戻して引けた。前日の前場の引けより8ドル高。中国国内華東地区の出荷価格はシノペック系が各PEを据え置き、チャイナオイル系が各PEを引き下げている。華東地区の現物は多くの市場で弱含みの展開。一方、輸入品や保税地区からの出荷に関するオファーも引き上げられている。国内現物は需要の低迷から弱気ムードが継続するも、大連先物は反発しており、またイランから輸入が滞っている影響は大きく、本日のアジアPEスポット市場は売り手の強気のオファーが続く可能性が大きい。
///お見せします石油化学記録簿の底力を/// BY 管理人
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