本日(7/21)のアジアPP市況は横ばい予想
昨日7/20までのPP市況(アジア/中国国内/大連PP先物)推移は
中国国内華東地区の出荷価格はシノペック系の一部がCPPを100元引き上げ、その他グレードは据え置き、チャイナオイル系がほとんどグレードを100-300元引き下げている。華東地区の現物市場は、原料プロピレンやPPパウダーが堅調に推移したことなどを受け、PP YARN, PP COPOLYが強含みで推移した。輸入や保税地区からの出荷に関する一部のオファーが引き下げられるなか、大連先物相場はドル換算で9月限が前日比変わらず、1月限が同2ドル安。中国国内相場が方向感を欠くなか、アジアスポット相場は横ばい。PP HOMOとナフサのスプレッドは、ナフサの下落を受け、539ドルと前日から3ドル拡大。なお、前週のスプレッドの平均は529ドル、前々週が503ドル。
7/20の大連PP先物
7月20日の大連商品取引所PP先物は主要取引となる9月限は、
終値は前日比15元下落、〔前日帳入値〕ー3元 の
7,479 元となった。単純輸入ドル換算では 889ドル、前日比変わらず
9月限と1月限のスプレッドは、+233 元
(-28ドル)。なお、夜間取引(22時~24時)は小幅高7495元で引けた。午後の引けより2ドル高の891ドル相当。
本日7/21前場の大連先物の値動き、
本日7/21大連PP先物9月限は7487元で始まった。ブレントが43ドル台前半でジリ安、午前中は、7452-7558元のレンジでの推移。原油に歩調を合わせ、売り優勢。午前は7467元、888ドルで引けている。前日の午前の引けに比べ1ドル高。中国国内華東地区の出荷価格はシノペック系が引き下げ、チャイナオイル系が据え置いている。華東地区の現物で多くの市場が、弱含みで推移している。一方、輸入や保税地区からの出荷に関する一部のIPPや透明グレードのオファーが引き上げられている。そのほかは据え置き。川下の需要は低迷しており、定修明けに伴う再稼働から供給増加が懸念される。本日のアジアスポット市場は、中国の需給面での影響も限定され、横ばいとなる可能性が大きい。
///お見せします石油化学記録簿の底力を/// BY 管理人
0 件のコメント:
コメントを投稿