2020年7月21日火曜日

本日(7/21)のアジアPE市況予想(13時更新)


本日(7/21)のアジアPE市況は横ばい予想。

昨日7/20までのPE市況(アジア/中国国内/大連LLDPE先物)推移は



















中国国内華東地区の出荷価格はシノペック系が各PEを据え置き、チャイナオイル系が各PEを引き下げている。華東地区の現物は多くの市場で弱含みの展開。一方、輸入品や保税地区からの出荷に関するオファーも引き上げられている。一方、大連LLDPE先物は、9月限がドル換算で前日比変わらず、1月限が同6ドル高で引けた。底堅い中国国内相場や域内の供給タイトを背景にとした強気なオファーも、アジアスポット市場への影響は限定され、各PEは横ばい。PEとナフサのスプレッドは、LLDPE484ドル、LDPE605ドル、HDPE574ドルとそれぞれ拡大。なお、前週のスプレッドの平均はLLDPE470ドル、LDPE579ドル、HDPE544ドルとなっている。

7/20大連LLDPE先物







720日の大連商品取引所LLDPE先物は主要取引となる9月限は、        
終値は前日比10元上昇、〔前日帳入値〕+15元 の 7,100 元となった。単純輸入ドル換算では 844ドル、前日比3ドル上昇。         
9月限1月限のスプレッドは、+75 (-9ドル)。なお、夜間取引(22時~24時)は原油に歩調合せ、売り優勢。終盤は買い戻され7100元の844ドル相当で引けた。午後の引けと同水準。


本日7/21前場の大連先物の値動き、



















本日7/21の大連LLDPE先物9月限は7080元で始まった。ブレントが42ドル台前半でジリ安展開、その動きに歩調を合わせている。午前中は、7050-7165元のレンジで推移、7075元の842ドル相当まで引けた。前日の前場の引けより4ドル安。中国国内華東地区の出荷価格はシノペック系がLDPELLDPEを引き下げ、HDPEを据え置き、チャイナオイル系が各PEを部分的に引き下げている。華東地区の現物は多くの市場で弱含みの展開。一方、輸入品や保税地区からの出荷に関するオファーも引き下げている。国内現物は需要の低迷から弱気ムードが継続するも、またイランから輸入が滞っている影響は大きく、本日のアジアPEスポット市場は横ばいとなる可能性が大きい。。


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