本日(8/25)のアジアPE市況は強含みの展開。
前日8/24までのPE市況(アジア/中国国内/大連LLDPE先物)推移は
中国国内華東地区の出荷価格はシノペック系がごく一部のグレードを据え置き、チャイナオイル系がLDPE、LLDPE、HDPEを据え置き、LDPEを引き上げている。華東地区の現物は多くの市場でLDPE、HDPEが小高い。一方、輸入や保税地区からの出荷に関するオファーは据え置き。大連LLDPE先物は、9月限がドル換算で前日比変わらず、取引中心となる1月限が同4ドル安。メーカー在庫の増加が材料視されている。アジアスポット市場は各PEともに横ばい。PEとナフサのスプレッドは、LLDPEが417ドル、LDPEが593ドル、HDPEが512ドルとそれぞれ5ドル縮小。前週のスプレッドの平均はLLDPEが425ドル、LDPEが592ドル、HDPEが509ドルとなっている。
8/24大連LLDPE先物
8月24日の大連商品取引所LLDPE先物の主要取引となる9月限は、
終値は前日比10元上昇、〔前日帳入値〕ー20元 の
7,085 元となった。単純輸入ドル換算では 851ドル、前日比変わらず
9月限と1月限のスプレッドは、ー45 元 (5ドル)。なお、夜間取引(22時~24時)は7120の855ドル相当で引けた。大引けから4ドル高。
本日8/25前場の大連先物の値動き、
本日8/25の大連LLDPE先物9月限は7105元で始まった。ブレントが、45ドル前半でジリ高。午前中は、7090-7200元のレンジで推移、7145元の858ドル相当で終えた。前日の大引けから7ドル高。中国国内華東地区の出荷価格はシノペック系、チャイナオイル系ともにLDPE、LLDPEを引き上げ、HDPEを据え置いている。華東地区の現物は多くの市場で強含みの展開。中国国内現物は、LDPEに供給タイト感が意識され、また大連先物が直近の高値を更新する勢いが示されていることから、本日のアジアスポット市場は各PEともにLDPE、LLDPEが小幅に押し上げられる可能性がある。
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