2016年10月13日木曜日

中国の石油製品輸出入

中国は、国内の石油製品の需要の低迷から、製油所の新設や高度化などにより石油製品の供給能力が増大したことに伴う崩れた需給バランスの解消のためにガソリン、軽油、ジェット燃料などの輸出を政策的に増やしている。そのために輸出に合う品質の改善を進めている。その影響は貿易国の韓国や日本などへも影響が及んでいくことになる。

以下は中国の原油、ガソリン、軽油、ジェット燃料の輸出統計。 
グラフ 単位:1000トン

原油














ガソリン


軽油


ジェット燃料



一方で石油化学関連に目を向けると石油化学製品の原料となるナフサが国内生産だけでは
不足する状況が強まり、ここ数年はナフサの輸入量が増加している。
また、2013年からPDH (プロパン脱水素装置)の新設が増え、プロピレン生産のために原料となるプロパンの輸入が増加している。

以下は中国のナフサ、プロパンの輸入統計。
グラフ 単位:1000トン

ナフサ


プロパン

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